意識の世界から紐解く「幸せと生産性UPの関係」
企業の目的は「利潤追求である」というのが少し前までは当たり前でした。
今でも、多くはそうでしょう。
実際、私自身も「そういうものだ」、「そうじゃなかったら、そもそも経営って存続するの?」っって思っていました。
ところが、ここ最近、「経営の目的は、社員の幸せである」と述べ、
それを実践している会社があり、
さらに生産性を上げているということを
耳にするようになりました!!
もし個人、フリーランスで仕事をしていたら、
自分のビジネスの目的は「自分の幸せ、また周りの幸せのため」
と言い換えられると思います。
自分を幸せにするためにフリーで仕事を始めた^^
でも、気がつけば、いつの間にか、
目の前、目先の利益に囚われがちになってしまう。
そんな時に「自分の幸せ♡」
に目を向けると、なんだかほっこりしてきますね♡
今日の記事は、企業の目的は「社員の幸せ、自分の幸せ」であると
幸せを追求した結果、利潤追求ができている、
これらのことを「意識の仕組み」からひも解いてみたいと思います。
Contents
「幸せ」は大きく分けて2種類ある
「幸せ」というとあくまで主観的な「感覚・感情」です。
70億人がいる中で「これが幸せだ」というものを
ひとつに決められることはもちろんできません^^
あくまでの私の考えですが、「どんな時に幸せを感じるか?」という
幸せのモチベーション(動機)は大きく分けて2種類あると思います。
1)自分の欲求を満たしたとき
2)誰かに喜んでもらったとき
ざっくり分けてですけれども・・・・
人の「欲求」が分析された「マズローの5段階欲求」
一度は耳にしたことがあるのでは?と思います。
①生理的欲求
②安全欲求
③社会的欲求
④承認欲求
⑤自己実現欲求
これです!!
①→⑤から順に満たしていって、
最終的に人は⑤の自己実現欲求を満たすことを
目指しているんだとというものです。
この①~⑤のそれぞれの段階をどんな風に満たして、どれだけ満足するか?
に人それぞれ違いはでると思いますし、
そしてこの段階を満たされたとき、
人は「それぞれのしあわせ♡」と感じているのだと私は思います。
実は、6段階目の欲求「自己超越欲求♡」がある
近年、晩年にマズローが示していた、6段階目「自己超越欲求」があることが知られています。
「自己超越欲求」ということ、大きな意味では、見知らぬ他人、人類の幸せ、平和を願う気持ち、などになるようですが、私は、この欲求と満たされた時の喜びは意外に身近にあるのでは?と思っています。
♡誰かを喜ばせたいというワクワクする気持ち
♡大切な人が幸せでないと自分の幸せでない
♡大切な人の喜びは自分の喜びと幸せに繋がる
♡または自分は一歩譲っても、人がうまくいくことをアシストしたときの喜び
♡自分は少ししかもっていないけれど、本当に困っている人にそれを分かち合うときの喜び
シャンパンタワーの法則のように、
自分が潤沢に余裕があって、十分満たされて、満足している状態で、
他者や知らない人に分かち合う喜びもあれば、
自分がさほど満足していなくても、「誰かの役に立ちたい♡」という想い、
分かち合う喜びから満たされる欲求もあると思うのです。
人間ってすごいなぁと思います♡
みんなが知っている引き寄せの法則
ここでもう多くの人が知っている「引き寄せの法則」の登場です。
心の磁石の法則です♡
自分の想い・考え・想念の力が、
同じ想いのバイブレーション同士を惹きつけ合うという法則です。
意識には主語がない
スピリチュアルな世界では「意識の世界は繋がっている」というのはよく言われます。
物理的根拠での証明は解明されているのか?否か?
正直そこまで詳しくないのでわからないのですが、
この目に見えない世界の可能性はこれからもっと研究されていくと思います。
「意識には主語がない」というのは、
「私」「あなた」の区別、境界線がないので、
「わたしの幸せ」=「あなたの幸せ」
「あなたの幸せ」=「わたしの幸せ」
と考えることができます。
だから誰かを喜ばせたい♡人を幸せにしたい♡
というシンプルな想いや行動は、自分自身を幸せにし喜びで満たします。
意識の落とし穴
ところが、ここでよくある落とし穴ですが、
自分の幸せ=相手の幸せでない場合があります(笑)
自分を満たすこと、自分が幸せになること追求しようとする想い・考えの中に
「私がまず幸せなる」「私を先に満たす」ということが裏に潜んでいる場合があります。
「まずは私が満たされなければいけない」など。。。
これがいい悪いでなくて、過度なると私利私欲を優先する考えになり、
それは企業の目的は利潤追求である、自分の会社の利益を上げることを優先する、
と同じことになりますね。
意外に、自分を満たすことを優先することは、
満たされていないことに執着し、それに焦点があたり、
幸せから遠のくことがあります(笑)
自分を満たす、自分を幸せにするという概念は
奥が深いですね^^
だけれども、自分の心を学ぶこと、人生を学ぶことの醍醐味はここにあると思います♡
誰かの喜びのための仕事はその想いが循環する
自分の私利私欲から離れて、自分が誰かの喜びのために行動するときの幸せを
本当に心から感じているとき、
それはお互いを繋ぎ、主語のない意識の世界で循環が始まります。
そして、それはよく言われる、
「あなたなら安心してお願いできる」
「こんなに感動させれるとつい財布の紐が緩んでしまった」
「この人を応援したいから買います」
などのファンがついている人が言われる言葉ですよね。
心が自分の幸せと相手の幸せが一致した喜びを感じていると、
それはやがて物理的な世界に反映されるようです♡
企業紹介「会社の発展と個人の幸せの一致を目指す」
経営理念で「会社の発展と個人の幸せの一致を目指す」を掲げている
「四国で一番大切にしたい会社大賞」を受賞された会社を紹介します。
こちらの社長さんがご自身が10回ほどの転職をして、
その転職の中で、「自分が納得する経営方針の会社がなかった」という理由から、
「それなら自分が創ろう!」と
創業当時から「社員を幸せにする」という目的の会社を立ち上げられた
社長さんと実際に働いている社員さんのインタビュー記事です。
https://www.shikoku.meti.go.jp/shikokubito/interview/31/index.html
社員の幸せを考えた計画、経営設計を整えて、
そして、見事に実績も挙げられている会社さん。
こんな幸せの循環は本当に素晴らしいな♡と感じます。
あなたを幸せにする働き方はどんなものですか?
もしかしたら、「企業の目的は利潤追求である」という価値観は、
歴史の中で人は利潤を追求をすることが国や社会、個人の幸せに繋がる
と考えられてきたことなのかもしれません。
私利私欲を満たすことが一番の幸せなんだという価値観もあったのかもしれません。
もっとより満足するもの、便利なもの、ゴージャスなもの、
ほかの人が持っていないもの、人から羨ましく思われる快適さを求め続け、
そして、そのニーズに社会が商品を提供してきた。
また、社会がその価値観を広告を通じて消費者に効果的に発信し、個人もそれに答えた。
こんな循環は一昔前にはありました。
いかに自分を満たすかを追求した結果、
それだけでは自分を幸せにしないことに気づき、
「しあわせ♡って一体なんだろう?」かと立ち止まって考えるようになった。
インタビュー記事で紹介した社長さんのように、
自分を幸せする仕事、または社員を幸せにする経営とはなんだろうか?
とそれを探求しながら日々学びながら実践してこられたのだろうなぁって思います。
自分はどんな時に幸せを感じ、どんな時に喜びを感じ、どんな時に満足感を感じるのか?
これはあくまでも自分にしかわからないもの。
だから周りの基準から離れて、自分を幸せにする仕事、働き方ってなんだろうか?
を振り返って考えるのはとても大切なことなんだなぁって、改めて実感しました。
まとめ
生きる目的は、幸せになるためだという大前提があるとして、
働くことは同じように「自分が幸せになるため」という考え方は広まっています。
働くということは、相手の人生を共鳴する作業なので、
自分が幸せになる動機の
1)自分の欲求を満たしたとき
2)誰かに喜んでもらったとき
2)相手の欲求を満たすこと、相手に喜んでももらうこと
を大切にしたときに、「幸せの循環」が始まる。
それは意識の側面、こころの磁石の法則によって、
お互いの想い、相手の幸せを願い気持ちが惹きつけあって、
その現実は、結果として生産性が上がった、売り上げが上がったと
結果を呼ぶ。
利益を得る、利益を創るという目的は、
当然の責任でした。
でも、もしかしたら、これからは幸せに生きるための
手段であり、ひとつのプロセスに過ぎないのかもしれないなとも思います。
私たちは働くことで、本当に満足するものは、
「お互いの想いが共鳴する瞬間」
このシンプルな繋がりなのかもしれません。
幸せは千差万別。
自分の幸せのものさしをまずは見つけて、
自分を幸せにするために、仕事をしましょーー^^