シェアリングエコノミーとスピリチュアル時代の到来
わたしの20代後半の頃の悩み事のひとつに、「将来の安心のために、いったいどれだけのお金を貯める必要があるのか?」ということでした。今考えたら、まだ若いのに、とても心配でとても深刻でした。(笑)
その後、心の世界のことを学び、自分自身が全く変わってしまったので、今となっては笑い話ですが、これだけ社会が核家族化し、一人一人、家族の共同体も、孤立化した社会に生きていると、これから一体どうなっていくのか?不安を感じている人も結構、多いのではないでしょうか?
最近、出会った「シェアライフ」という本から、もうすでに少しずつ浸透しつつあるシェアの時代に、私たちが安心と豊かさ感じて生きることができる社会を創ることができるという可能性を感じました。
シェアの時代の可能性は、人が繋がり、お互いの弱さを補いあい、自分の課題や問題をひとりや、家族だけで抱え込まず、まわりの人と一緒に分かち合っていく。お互いサポートを与え、受取りながら、お互い支えあって生きていく時代です。
自分と自分の家族の身を守ることに注力するだけでの人生から、他人が人生の中に入って来て助け合いの社会の中で生きていくことができるという可能性です。
また自分の得意なこと、知識、スキル、能力をシェアしたり、自分にとっては不要だけど人には価値のあるものをシェアすることで、自分の人生に新しい価値を加えていくことができる、そんなワクワクする可能性も秘めています。
そして、同時に、本を読みながら、「このシェアの時代を迎えるには、私たち個人、個人が精神的に成長することが必須なんだ」と強く感じました。
今日はこの「シェアしながら生きること」って何?と少し興味のある方へ、また、20代後半の私のようにまだ見ぬ未来に過度に不安に深刻になっている方へ、読みながら自分自身の精神的成長のポイントを感じていただけるような観点をシェアしたいと思います。
Contents
シェアの時代の一番大切なこと
シェアといえば、シェアハウス、全く知らない人同士がスペースを共有しあって住む文化、これも都会を中心に定着してきましたね。シャアハウスというと、高い家賃を支払うことを逃れるためにシェアして住むという印象がありますが、そこの利点ももちろんありますが、最近では、「人との出会い」を楽しんだり、高めあうためにあえてシェアハウスに住むという人が若い人を中心に増えてきているようです。実際に東京都のシェアハウスはそんなに安くありません(笑)
時代の先を見越した新しいライフスタイルを提案するひつじ不動産のサイト、ぜひ参考にしてみてください。見ているだけでワクワクします♡
ここ最近ではシェアリングエコノミーという言葉を耳にする機会が増えました。自分のおうちの一部を旅行客にシェアするAirB&B、タクシーの相乗りサービス、空いている場所をシェアする、スペースシェア、また自分の能力、知識をシェアするもの、子育てシェア、畑シェア、なんでもシェア(分かち合う)の時代です。
こういうのを「シェアリングエコノミー」という名前がついているらしいです。
「シェアライフ」で紹介されていたシェアリングエコノミーの一番のポイントは、今までの経済は「企業」が「一般の個人」にサービスを提供するという型から、「個人」が「個人」へ提供しあうというサービスの提供のサイクルが企業から個人へ移行している点です。
そして、これと同時にとっても重要なことも併せて移行しています。
今までは商品を購入したり、サービスを受けるとき、提供する会社がもっていた「信頼」も、「個人」に移行することになります。
今まで日本に定着していた「大企業のものは安心」という考えもどんどん変化していくと書かれています。
「もの・サービス・食事」などなど、企業の広告よりも、個人の書いたクチコミで選び、そちらを信用する時代になっていますね。
そして、個人間でやりとりする経済とは、自分の分かち合えるものを「シェア」しあい、それが、お金のやりとりが発生する場合だけでなく、それこそ物々交換や、「この前〇〇をお借りしたから、今度はわたしの得意なこと〇〇でお返しさせて・・」というようなお金の介在しないお互いのニーズを補いあえる関係まで創れて行く可能性があると言われています。
これは大きな企業や物を売るために行う、広告キャンペーンを使うマスコミュニケーションではなくて、「個人」対「個人」の顔の見えるコミュニケーションが基盤になりつつあるということでしょうか?
これからの時代は、「個人」の創造性や、発信力が生かされ、また個人の人柄や、個人同士の信頼関係がとても重要視されることになっていきます。
これをこのシェアライフの本の中では「繋がり資産」という言う風に表現されています。そして、さらにこれからの時代はこの資産「繋がり資産」をたくさん持っている人が豊かさになると言われています。
それではこの「繋がり資産」を育んでいくにはどんなことが必要でしょうか?次の章でご紹介します。
「繋がり資産」と心のハードル
よく「昔は長屋文化で、お隣どおし、お醤油を貸し借りしたもので。。。」と誰がいったか?(笑)わかりませんが、そんな風にご近所さん同士が、みんなで支えあいながら生きてきた、という話を聞いたことはありませんか?
わたしは田舎育ちなので、田舎にはそんな背景が少しは感じられます。みんなで一緒に畑をしたり、町内で草刈りをしたり、野菜をわけあったあり。。
いいも悪いも噂が広がるので、それだけ自分の生活が他人に知られることになります。これはもしかしたら都会の「孤立」よりもいいと思うかもしれません。
でも、逆に、いろんなしがらみや、余計な噂話、古い価値観を押し付けあうことなど、わたしは田舎のその空気感が嫌いで大学に進学と同時にそこから逃げ出すことに成功しました(笑)
なので、みんながお互いのことを知っていて、支えあいながら暮らすというのは、核家族化した社会になれている私たちにとっては以外にハードルは高いものだとおもいます。
また人目を気にする、人の意見に従う、NOを言えない、気を許せない、甘えられない、人のことが気になる、人のやり方が許せないなど、人一緒に暮らしていろんなものを分かち合っていくというのは、この「繋がりを妨げる」心のハードルが出てきます。
この「繋がり資産」の障害は「心をひらけない」ことだと。
「オープンハート」と言いますが、自分の「こころを開いていく」玄関をあけていつでも声かけてね、入ってきていいよ~としておくことです。
要するに、人が自分の人生の中に入ってくることをどれだけ許すか?ということです。
そうですね^^なかなかこれは勇気とチェレンジが必要かもしれません。
だたこのハードルをお互いが下げていくことができて、心を開いて、許しあい、信頼しあい、助け合う、「お互い様」が増えることができるようになれば、本当に私たちは「新しい豊かさ」を次の社会に創りだせるのではないでしょうか?
次の章では、「オープンハート」にとって大事な要素を紹介して「繋がり資産」をどう育むか?について紹介します。
次のページ 繋がり資産を育むには?