人生の苦しみ、だからこそ生まれる豊かさについて。
苦しみは、その意味を見出されたときに苦しみではなくなる。
精神医学者ヴィクトール・フランクルの著書「生きる意味」を求めて』 p86
ヴィクトール・フランクルは、ナチスの強制収容所を生き抜いた精神医学者として有名で
名著「夜と霧」をご存じの方は多いと思います。
収容所で「クリスマスに何人かが解放される」という噂を信じて生き延びた人たち、
そしてそれが、デマだったと知った途端に矢継ぎ早に命を落としていく光景、、、
ある子どもがガス室に送られようとした時に、子どもを救うという意味を見出して「自分が代わりに行く」と申し出た神父の姿
人間というのは「助かるため」という意味を見出すことができれば、生きながらえることができ、
誰かのために命を失うような苦しみであっても、それに見合った意味があるのなら耐えられる…
これを読んだときに、「人間って本当にこころの生き物」なんだなぁと改めて思いました。
身体によって「今、確かに生きている」と実感できて
こころの動機によって身体を生かしていく
ということなのかと…
人生がポジティブな時というのは、
当たり前だけど、生きやすい・・・
感謝できたり、
優しくできたり、
行動しやすく、
成功しやすく、
心を開きやすくて、
愛することもたやすくなる
生きている価値を簡単に見つけられる。
でも、ネガティブな時というのは、
いろんなことが滞ってしまう・・
でもそこに「意味を見出す」ことをすることで、その状況に「価値」を産み出すことができる。
強制収容所といういつ殺されるかわからない、という極限の精神状態にいる方の経験と、
その分析を、一人のお医者さんの意志によって、今の私たちに残してくれている、
このことそのものが、当時の方々の悲惨な経験に「意味と価値」を与えるものになっている。
だから、苦しい時や失敗と感じている時は、自分と向き合って、
起きていることに意味と価値を見出すこと
もし、その「価値」が分かち合われたら、きっと多くの人の教訓となりうるし、勇気づけにもなる。
見知らぬ誰かのための、次の一歩を照らす光にもなるのだと思う。
人生の苦しみとか「陰」に向き合うことは、
それを受け入れることに、
意志がいったり、勇気がいったり、向き合う心の耐性を必要とするけれど、
でも、もしそれを行ったら、本当に本当に「素晴らしい時間」になる。
と、改めて実感しました^^
身体と心が一緒に生きること。
目の前に物理的な成果がないときに、
目に見えない場所で、
心で何を生み出して、
自分の人生にどんな価値を捧げるのか?
これって、究極の豊かさなのかもしれない。
多くの人にぜひ分かち合っていってくださいね^^
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