上質なものが持つ、本当の美しさを求めて。
Atelier Lafelicite(アトリエ・ラ・フェシリテ)を主宰されている高雄真樹子(たかお まきこ)さん。
ずっと専業主婦で子育てをされてきたという真樹子さんですが、
2009年に習い始めた「カルトナージュ」をはじめ、「グルーデゴ」でオリジナル作品をヒットさせ、
趣味で習いたい人から、グルーデコ認定講師を育成するお仕事、また実績を活かしてサロン運営のアドバイザーとして、「これからサロンを持ちたい」という女性のサポートをされています。
そして、出来上がった作品を紹介するために始めたインスタグラムは、今や3万人を超えるフォロワーをもち、インスタグラム講座や、インフルエンサーとしてのお仕事にされるようにもなっておられます。
そんな真樹子さんの第一印象は、自然と醸し出されているエレガントさ。
一見、お近づきになるのを遠慮してしまいそうになりますが、お喋りが始まると途端に親しみやすく、一緒にいると美しく優雅さに包まれていながらも、とってもリラックスして居心地よくさせてくださる女性です。
彼女の透明感のある華やかさと内側に感じる「凛」とした存在感、これはいったいどこから来るのだろう?
この疑問は、インタビューの中で解明されていきました。
今日は、高雄真樹子さんのその素顔とお仕事に対する想いをインタビューしていきます。
Contents
高雄真樹子さんってどんな人?
私、初めてお会いする生徒さんに、
「先生、薔薇しょっている(背負っている)かと思いました」(笑)
って言われることがあるんですよ。
と、気さくなお喋りから始まる真樹子さん。
ーよく少女漫画で、背景に薔薇が描かれているイラストありますよね。
あんな感じですか?(笑)
わかります、真樹子さん、そんな感じの印象です!
その自然に醸し出されているエレガントさは、私だけの印象ではなくて、ほかの方も同じように感じられているんですね。
私はいたって普通ですよ^^(笑)
もし人生で挑戦したいことがあれば何をしてみたいですか?の質問には、
「丸の内OLをやってみたいです(笑)」との答え。
ほぼ「お勤めの仕事」をする経験がないまま、家庭に入り専業主婦として、大好きな子育てをしてきたという。そして、好きな「ものづくり」を夢中になってやることで今に至ったとのこと。
「自分の好きなことを仕事にする」こんな想いをもつ女性達の憧れの存在となる真樹子さん。
こんな風に自然体でいながらも、お仕事を成功させてこれらた土台となる「ものづくり」に対する姿勢を伺いました。
講座中の様子
「ものづくり」は子供の時から
ー最初はカルトナージュそして、グルーデゴのお教室に通い始めて、そこから講師の道へ進まれたとのことですね。「ものづくり」はいつ頃からされていたんですか?
小学校の頃から、自分で作るのが好きで、お料理も、お菓子も、裁縫も・・・・
「買って食べるより、作れるなら作った方が経済的じゃない?」っていう発想から来ています(笑)
子供ができてからも、自分が作ったものを食べさせたい、身につけさせたい、
という想いがあるので、例えデパ地下のお惣菜であっても「買うより、自分で作る」
そうしていくと自然と上手くなりますよね…(笑)
お子さんのバレエの衣装をビーズで手作り
ーそうなんですね。子供の時からの「手作り好き」なのですね。
そして….意外に庶民的な発想だったんですね(笑)
そうは言っても、こんな風に数々の作品、またオリジナル作品の作成って、センス・感性が必要だと思うのですが、それはどこから来ているんですか?
サロンで撮影した作品
・・・・どこから来てるんでしょう・・?
でも、子供の時から自分の好みの「好き・嫌い」は、はっきりしてましたね。
「カルトナージュ」を始めたのは、家を建てたのがきっかけでした。
新しい家にあうインテリアを考える必要が出てきますよね。
いろんなお店をまわって、家にぴったりくるものを探して、探して、
でも「これ!ピッタリ」っていう物に出会えなくて….
ちょっと、サイズが違う、ここはもう少しこんな感じ….売ってある既成のものは微妙に違うんです。
「好き・嫌い」がはっきりしてるから、自分のイメージに合わないものは家には置きたくないんですよね。
最初に出会ったカルトナージュは私のイメージにぴったりだったので、しかも、自分で作ったら理想のものが作れる♡小さい頃から「自分で作れるんなら作る」っていう発想が当たり前だったので、だったら習って作ったちゃえと始めたのがきっかけですよね。
ーそうなんですね、「買うより作る」という発想から自分で手作りをし始めて上手になっていったとのことですが、それだけではなくて、真樹子さんのお話から感じるのは、「手作りで作ること」に対する誇りのようなものを感じます。それは幼い頃から築きあげられたものだったんですね。
「ものづくり」が「趣味」にとどまらない理由がここにある感じがします。
スワロフスキータッセル(真樹子さんオリジナル作品/大ヒット商品)
アトリエに込めれた意味
私の屋号は「アトリエ」なんですけれども、「技術的に最高ものを作る」という職人さんの仕事場のようなイメージです。
作品作りは、「デザイン力」と「技術力」の両方が求められます。
デザインが素敵だとお客様の心を掴みますから、デザイン力とかセンスの良さというは必要なのですが、
私の強みは「技術力」です。
今では作品をみただけで、「これをここまで作れるのは、高雄さんだね」って言われるようにまでなりました。
ーなるほど、Atelier Lafelicite(アトリエ・ラフェリシテ)のメッセージ、
「上質なものだけが持つ、本当の美しさを知っていほしい」のここに繋がる訳ですね。
品質の良さは安定した技術力が支えているのですね。
小さなスワロフスキーを丁寧に敷き詰めていきます。
一緒にいいものを作って、一緒に成長したい
今、私が広めたい商品があるのですが、それは「QRスワロ」なんです。
ーこれはQRコードのPOPですね?
お店のレジ付近に置いてあって、ここからデータを読み取ってサイトに飛んだり、顧客情報を取得したりとかできるようなイメージですか?
QRスワロ(店頭POP用)
そうです。スワロフスキー出来ているので、キラキラ光って、目が行くのでこれを置いておくだけで会話が始まるんです。
「このQRコード光ってる~♡」って。
それからバックチャーム版もあって、名刺代わりになりますし、簡単に自己紹介やSNS交換などの繋がりが、このQRコードでできるようになります。
そして、スワロフスキーが自己PRをとても上品でお洒落に演出してくれるんです。
ーなるほど。名刺を出したり、お互いの携帯のアプリを起動させることなく、スマートにできるところが魅力ですね、しかも華やかに♡
QRスワロ(バックチャーム)
「QRスワロ」は私のオリジナルの作品で、実は技術がないと作れないんです。
このQRコードは小さなスワロフスキーをひとつひとつ置いていくことで、出来上がっていくのですが、ちょっと置く位置が変わったり、ちょっとした向きの違いがあると、QRコードが読み取れなくなるんです。
ーそうですよね、すごく細やかな仕事…これこそ、繊細で丁寧な技術が必要になりますよね。
そうなんです。技術力のある人しか作れないんです。そして、「技術力のある人」を育てたいと思っています。
理由は、デザイン力・センスも、もちろん必要なのですが、デザインは、既にあるものに少し工夫を重ねていくことで、比較的、新しいものを作りやすいと思っています。でも、「技術」は違う、技術のセンスと、そして努力が必要です。この「技術力」を養うことで、ほかの作家さんとの差別化をしていけると思います。
ーなるほど、安定した確かな「技術」を持った人に、講師として、また作家として育ってほしいという想いがおありなんですね。
そうですね。この「QRスワロ」は技術力が必要なため、単価の高い商品です。
自分の生徒さんが趣味の領域を超えて「プロとしてお仕事をやりたい」という想いに応えて、技術力が求めらる高い商品の注文を受けることで、「生徒さんに成功してもらいたい」そんな想いから、この商品が求められることを、今、最も望んでいます。
QRスワロ作成中
真樹子さんの講師としてのお仕事は、自分のために習いたい人と、教える側になる先生を育てる講師養成の2つあります。
自分の作品を作りたい方へは「ものづくり」の楽しさ、夢中になって作ってもらうことをエンパワーする。
教える側の認定講師になりたい方へは、厳しく技術力をしっかり育てることを大切にされています。
また、真樹子さんの「これからやってみたいこと」のひとつに、本当にいい作品、商品なのにまだ多くの人に届いていない、残念ながら埋もれてしまっている作品や商品をインスタグラムの影響力を使って広めたい!ともお話されています。
この想いから、全ての「ものづくり」をする方への愛情を感じますね。
認定講座受講中の生徒さんの作品づくり
人生がくれた贈り物は「頑張った子育て」
人生がくれた贈り物は?という質問に「頑張った子育て」と答えられる真樹子さん。
今でも大学生の息子さんの朝練のお弁当を作るために4時起きされたりと、お仕事が忙しい中でも、お子さんのことを第一優先にしてきたとのこと。
コツコツと努力をし、完成度の高い仕事をするという態度は、仕事に限ったものではなく、真樹子さん自身の在り方からくるものだと感じます。
最近はインスタグラムの講師としても声をかけられることが増えたとのこと。
投稿されている写真をみると、驚くほどの透明感のある美しい作品がずらりと並んでいます。
インスタグラム♡
ぜひ覗いてみてください♡美しさに癒されます♡
ひとつの作品の写真を撮影するのに、ご自身が「よし」と納得できるまで撮影し続けて、一作品で、100枚以上を超えることは、ざらにあるとのこと。
一貫して感じることは、ものづくりに対する誇りと、作品に対する「敬意・リスペクト」
彼女のこの情熱が、よりいい作品をつくり、それがやがてプロ意識になり、作品や仕事の在り方が認められることで、どんどん依頼がくるように繋がっていかれたのではないか?と思います。
カルトナージュやグルーデコのお教室に来られる方は、お子さんをもつお母さんや、専業主婦の方が多い、自分の手で何かを作りたいという想いには、時間がかかっても「ものを買う以上の価値」がある。
それは自分の創造性を掻き立ててくることだったり、想いを作品に込めることだったり、何かに没頭できることだったりと、自分の作品を作り上げていく満足感がある。
でも、このプロセスは、時間がかかったり、時に、忍耐強さも必要だったりする。
もしかしたら、唯一無二、この世界にたった一つのものを手掛けることは、「子育て」と似ているかもしれない。世界にたった一つの価値を創り出したいという想いは女性の根源から来ているのかもしれない。
松屋銀座で開催されたイベントの様子
まとめ
冒頭で書いた、真樹子さんの第一印象、透明感のある華やかさと内側に感じる「凛」とした存在感。
その理由が真樹子さんのお話と作品を見せて頂き、それが何なのか?がわかりました。
グルーデゴはスワロフスキー(ガラスとクリスタル)でできた石を並べてつくっていきます。
この石、ガラスとクリスタルが光に当たって反射し作品や商品を輝かせているのですが、その輝きを上質にさせるのは、培われた技術力。
ちょっとしたことで小さなガラスの向きが揃わなかったりする、それだけでその「完全なバランス・完璧さ」という美しさからは遠ざかっていまう。
真樹子さんのこだわる技術力、その技術力を支える精神力。
これが透明感のある華やかさの中に「凛」とした強さが潜んでいるのを感じます。
家族のご飯をつくる手作りから、お客様からのオーダーを受けた作品まで「ものづくりが好き」という精神が、「ものづくりをする人を応援したい」さらに、「女性の創造性を応援したい」に変わってこられた。
そんな真樹子さんを自然と応援したくなりますね。
Atelier Lafelicite(アトリエ・ラ・フェシリテ)について
2020年「女性の活躍できる場を創る。育てる」WOMAN DESIGN LABをスタート
さて、「ものづくり」「人を育てる」愛情たっぷりの真樹子さんが、2020年新春に新しい事業を展開されます。
その名もWOMAN DESIGN LAB。
「新しい出逢いの場が欲しい」「起業や事業を展開したい」などの 女性を応援だけでなく、 価値や機会を創造し育て続ける団体です。
WOMAN DESIGN LABのメッセージは、「1 → 10に。そして10 →100に。」をミッションとして 皆様と一緒に楽しみたい♡
起業家・個人事業主・サロン経営をはじめ、主婦・OLなど、条件はありません。本事業の本格的な稼働は2020年新春からとなりますが、登録いただきました皆様には、随時、情報を発信いたします。
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